Mitinokuteien's blog

みちのく庭園がお届けする四季折々の日記です

造園0

2016.11.03

日比谷ガーデニングショー 製作者の真意と意外な事実

from: 向中野大志
日比谷ガーデニングショー2016にて




1.【優秀賞-デザイン】      ライフスタイルガーデン部門
  2
【みんなが選ぶコンテスト大賞】    〃    部門

大変ありがたいことに、ふたつの賞をいただくことができました。

この作品には【時空庭】という表向きのタイトルが
つけられていたのですが、実はこのアイデアのルーツというか
モチーフになったものは別にあったのです。

僕は製作責任者である”根石徳之”から
その真意と事実を聞いた時に、その表向きな
かっこいい表現より、誰でも理解できる
そのモチーフになったシンプルな言葉を使えばよかったのでは?
と思ったほどでした。

もし、そのシンプルなキーワードで
作品説明を展示していたとしたら、お客さんの
共感を更に強く得られたのではないかと思いました。

では、その答え合わせではないですが

このシンプルなキーワードとは何だと思いますか?
つまり、この作品のビジュアル、外観は何に見えると思いますか?

ヒント:ドラえもん




そうです。タイムマシーンです。


僕はこの日比谷ガーデニングショーの
解体作業に製作責任者の根石と青森県八戸市から
夜通しトラックを飛ばして東京に向かいました。

事前に優秀賞を受賞していたことは
知っていたので、特に作品について深く掘り下げて
話込みはしていなかったです。


しかし、実際に現地に行ってみると
一週間の展示期間中に、一般来場者の方々からの投票が
あることを知りました。
つまり、一般投票ってやつです。

その一般投票という賞に、みちのく庭園の
【時空庭】に大賞マークがついてるではありませんか!
びっくりしましたし、製作責任者の根石もかなり
テンションがあがっていました。

相当、嬉しかったんでしょうね。
もちろん僕も興奮していました。
おかげで懇親会で昼からビールをガンガン
遠慮なくいただきました。
お互いトラック睡眠2時間だったので
アルコールはハイスピードで身体の中を巡っていきましたよ(笑)


ま、そんな話の経緯はおいといて

一般評価の大賞をいただいたことに
青森へ帰るトラックの中でも話題の中心でした。

その話題の中で、僕はこんな疑問をいだきました。
  • そもそも、なぜこのコンテストに出ようと思ったキッカケは?
  • 誰が、この案を出したのか?
  • なぜこういう形になったのか?
  • どういう想いで作ったのか?


などなど、道中長かったので
根堀は堀、根石に聞いていくと意外な事実が
でてくるではありませんか。

そもそも、この賞に出たいと思ったキッカケは?

 ここからは根石談です。
「 2年前、日比谷ガーデニングショー2014を会社の先輩プランナー
 橋本卓と一緒に見に行きました。その時に、いつかは自分も
 この大会に出みたい、全国区でのコンテストで自分の力を
 試してみたい!という想いに火が着きました。

 あれから2年が経過し、子供達にも父親の”志事”を形として見せたい
 自分の生きた証を残したいという思いが日増しに強くなっていきました。
 普段の業務が忙しい中だったのですが、弊社代表にその旨を相談した
 ところ、二つ返事で快諾していただき2016年の当該大会に出場させて
 いただく運びとなりました。

 いくら自分がそんな思いを抱いていたとしても
 一人で作品を作ることはできません。
 忙しい業務の合間を縫って、協力していただいた
 先輩職人の方々、仲間たちには頭があがりません。

 更には、先輩デザイナー兼プランナーの橋本卓氏と
 今回のプランを練りに練って、アドバイスをいただきました。
 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 何より、このような出場機会を快諾していただいた
 みちのく庭園経営陣にも感謝しても感謝しきれない
 気持ちでいっぱいです。」
 


と語ってくれました。

それともう一つ、以外だったのが
タイムマシーンについてのエピソードについて
語ってくれました。

なぜ、こういう形になり誰が創造&想像したのか?

 最初の方でも書きましたが
 展示会場では【時空庭】という
 かっこいいタイトルと、説明文を掲載して
 いました。

 しかし、根石に僕はこんな質問をしました。

 僕:「なぜ、あーいう形になったの?
      あれは、何をモチーフにしたの?」

 根石:「あっ、あの外観ですか?
     あれは、タイムマシーンですよ。」

 僕:「えー!?、言われてみたら確かにそうだ
    タイムマシーンに見えるよー」

 根石:「未来と庭の時空のハザマ、ゆがみを
     表現しようと考えたのがキッカケですかね」

 僕:「じゃ、なんでタイムマシーンで言葉を
    説明文に入れなかったの?」

 根石:「だって、なんか雰囲気違うじゃないですか
     ちょっと、かっこいい言い回しというか
     気取って書いたほうがいいかな、、、と
     思いました」

 僕:「タイムマシーンって言われて、今凄くこの
    作品に対して腑に落ちてるんだけど、、、
   
    もし、タイムマシーンをイメージして作りました。
    タイムマシーンが未来の時空の壁を越えて
    森に迷い込み、移り行く時の流れの中を
    さまよい、取り残されていく様を表現しました。
    必然か偶然か、タイムマシーンにやどりし
    森の呼吸が、、、、

    なんて書いてたら面白かったんじゃないですか?」
  
    って言ったのです。


    そしたら、根石は

 根石:「あっ、それもありですね」

 僕:「それだけかい!」

 なんてやり取りしながら

 片道9時間かけて岐路に着くのでした。

 終わり。



    
 






 

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この記事の担当

市川 一任
Ichikawa Kazuto

職人視点からの記事を心がけて
書いていきたいとおもいます。

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